手首の小指側が痛い…それはTFCC損傷かもしれません

医療

「ドアノブを回すと手首が痛い」
「ペットボトルのふたを開けると痛む」
「テニスやゴルフをした後から手首の小指側が痛い」

このような症状がある場合、**TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)**が原因かもしれません。

TFCC損傷はスポーツをされる方だけでなく、転倒や日常生活の動作でも起こることがある手首の障害です。

今回はTFCC損傷について、症状や原因、治療法を分かりやすくご紹介します。


TFCC(三角線維軟骨複合体)とは?

TFCC(Triangular Fibrocartilage Complex)は、手首の小指側にある軟骨や靭帯などから構成される組織です。

主な役割は、

  • 手首を安定させる
  • 手首をスムーズに回す
  • 手首にかかる衝撃を吸収する

ことです。

この組織が傷つくと、手首の痛みや不安定感が生じます。


TFCC損傷の原因

TFCC損傷には大きく分けて2つの原因があります。

① 外傷による損傷

最も多い原因です。

例えば、

  • 転んで手をついた
  • スポーツ中のケガ
  • 重い物を持ち上げた
  • 手首をひねった

などで損傷することがあります。


② 加齢による変性

年齢とともにTFCCは少しずつ傷みやすくなります。

40~60歳以降では、はっきりしたケガがなくても症状が出ることがあります。


このような症状はありませんか?

TFCC損傷では次のような症状がみられます。

  • 手首の小指側が痛い
  • ドアノブを回すと痛い
  • ペットボトルのふたが開けにくい
  • タオルを絞ると痛い
  • 重い物を持つと痛い
  • 手首をひねると痛い
  • 手首を動かすと「クリック音」がする
  • 力が入りにくい

スポーツでは、

  • テニス
  • ゴルフ
  • 野球
  • バドミントン
  • 柔道

などで多くみられます。


どのような検査を行いますか?

まずは診察で痛みの場所や手首の動きを確認します。

必要に応じて、

  • レントゲン検査
  • 超音波(エコー)検査
  • MRI検査

などを行います。

レントゲンでは骨折などを確認し、MRIではTFCCの損傷を詳しく評価できます。

また、超音波検査では腱や靭帯の状態をリアルタイムで確認できるため、他の疾患との鑑別にも役立ちます。


TFCC損傷の治療

多くの場合は手術を行わず保存療法から開始します。

安静

まずは痛みが強くなる動作を控えます。


装具・サポーター

手首を固定し、炎症を落ち着かせます。


薬物療法

消炎鎮痛薬や湿布などを使用します。


リハビリテーション

痛みが落ち着いた後は、手首や前腕の筋力を回復させる運動を行います。


注射治療

炎症が強い場合には、症状に応じて注射治療を検討することがあります。


手術

保存療法で改善しない場合や損傷が高度な場合には、専門医療機関で関節鏡手術などが検討されます。


放置しても大丈夫?

軽症で自然に改善することもありますが、

  • 痛みが長引く
  • 握力が低下する
  • 手首が不安定になる

こともあります。

痛みが数週間以上続く場合は、早めの受診をおすすめします。


当院では手首の痛みを詳しく診察しています

当院では、

  • 手首の痛み
  • TFCC損傷
  • 腱鞘炎
  • 手首の捻挫
  • 骨折
  • 手のしびれ

など、手や手首の症状を幅広く診療しております。

診察や画像検査で痛みの原因を確認し、患者さん一人ひとりの症状に合わせた治療をご提案いたします。

「手首の小指側が痛い」
「スポーツをすると痛みが出る」
「なかなか治らない手首の痛みがある」

このような症状でお困りの方は、お気軽に当院までご相談ください。

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