「首から肩にかけて痛みがある」「肩こりがひどく、腕や指までしびれる」「上を向くと首や腕が痛む」
このような症状でお困りではありませんか?
首の骨や椎間板の加齢による変化が原因となって起こる病気の一つに、**頚椎症(けいついしょう)**があります。
頚椎症は、首の痛みや肩こりだけでなく、腕や手のしびれ、筋力の低下などを引き起こすことがあります。
高輪ホームペインクリニックでは、首や肩、腕の痛みについてオンライン診療でご相談いただけます。通院する時間が取りにくい方や、まずは医師に症状を相談したい方もご利用ください。
ただし、症状によっては対面での診察や画像検査が必要になります。今回は、頚椎症の症状や治療、オンライン診療でできることについて解説します。
1.頚椎症とはどのような病気?
頚椎とは、首の部分にある7個の骨のことです。骨と骨の間には椎間板というクッションの役割をする組織があり、首を動かしたり、頭の重さを支えたりしています。
年齢を重ねると、椎間板が変性したり、骨にとげのような突起ができたりすることがあります。こうした変化によって神経が刺激されたり圧迫されたりすると、さまざまな症状が現れます。
頚椎症による症状は、大きく次の3つに分けられます。
① 首の痛み・肩こり
首の後ろや肩甲骨の周辺に痛みや張りが生じます。首を動かすと痛みが強くなることもあります。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで首に負担がかかると、症状が気になりやすくなる場合があります。
② 腕や手のしびれ・痛み
頚椎から腕へ向かう神経の根元が圧迫されると、首から肩、腕、手指にかけて痛みやしびれが生じることがあります。これを「頚椎症性神経根症」といいます。
片側の腕に症状が出ることが多く、首を後ろに反らせたり、特定の方向に動かしたりすると痛みが強くなる場合があります。
症状が強い場合には、腕や手に力が入りにくくなることもあります。
③ 手足のしびれ・歩きにくさ
頚椎の変形などによって、首の中を通る太い神経である脊髄が圧迫されると、「頚椎症性脊髄症」を発症することがあります。
この場合、手指のしびれだけでなく、箸を使いにくい、ボタンを留めにくい、物を落としやすい、歩くときにふらつくといった症状が現れることがあります。
このタイプは、神経根の圧迫による症状とは異なり、早期に専門的な診察が必要になる場合があります。
2.頚椎症はオンライン診療で相談できますか?
はい。症状やこれまでの経過によっては、オンライン診療でご相談いただけます。
例えば、次のような方はオンライン診療をご検討ください。
- 首や肩の痛みが続いている
- 肩から腕にかけて痛みやしびれがある
- 以前に頚椎症と診断され、症状について相談したい
- すでに受けている治療について相談したい
- 仕事や育児などで医療機関に通院する時間を確保しにくい
オンライン診療では、医師が症状の始まった時期、痛みやしびれの範囲、症状の変化、これまでの検査や治療、服用中のお薬などを確認します。
そのうえで、オンラインで対応できるか、対面での診察や画像検査が必要かを判断します。
オンライン診療は、すべての頚椎症を画面越しだけで診断できるというものではありません。 神経の働きを詳しく調べる診察や、レントゲン・MRIなどの画像検査が必要な場合には、対面診療や適切な医療機関への受診をご案内します。
3.オンライン診療ではどのような治療ができますか?
症状や患者さんの状態に応じて、次のような対応を検討します。
お薬についての相談
首や肩、腕の痛みに対して、消炎鎮痛薬などが使用される場合があります。また、神経の障害に伴う痛みやしびれに対しては、症状に応じた薬物療法が検討されます。
オンライン診療では、現在の症状や既往歴、服用中のお薬、アレルギーなどを確認し、お薬による治療が適切かを判断します。
すでに他の医療機関でお薬を処方されている場合は、薬の名前や服用量が分かるものをご用意ください。重複処方や飲み合わせにも注意が必要です。
なお、処方の可否やお薬の種類は、診察結果によって異なります。
日常生活での注意点
頚椎症では、首に負担のかかる姿勢を長時間続けないことも大切です。
例えば、次の点に気をつけてみましょう。
- パソコンやスマートフォンを長時間使用するときは、適度に休憩する
- 画面の位置を調整し、首を大きく前に傾け続けない
- 痛みが強くなる方向に無理に首を動かさない
- 痛みを我慢して強いストレッチや首のマッサージを行わない
ただし、手足のしびれや筋力低下がある場合は、自己判断で運動やストレッチを続けず、医師に相談してください。
4.こんな症状がある場合は、オンライン診療だけで済ませないでください
頚椎症の中には、神経が強く圧迫され、専門的な検査や治療が必要になるものがあります。
次のような症状がある場合は、オンライン診療の予約を待たずに、対面での診察を受けてください。
- 手や腕に力が入りにくくなってきた
- 手指が動かしにくく、箸やボタンの操作が難しくなった
- 歩行時にふらつく、足がもつれる、転びやすくなった
- 手足のしびれや麻痺が徐々に悪化している
- 排尿や排便に異常が生じた
特に、急に手足の力が入らなくなった、突然歩けなくなった、急速に麻痺が進行しているといった場合は、救急受診が必要です。突然の片側の麻痺や、顔のゆがみ、言葉の出にくさなどを伴う場合も、脳卒中などの可能性があるため、直ちに119番で救急車を要請してください。
また、転倒や交通事故などで首を痛めた場合も、自己判断で首を動かしたり、強く揉んだりせず、速やかに医療機関を受診してください。
5.頚椎症は手術が必要になるのでしょうか?
頚椎症と診断されても、すべての方に手術が必要になるわけではありません。
症状が比較的軽く、神経の障害が強くない場合には、薬物療法や生活上の工夫などを中心とした保存的治療が行われることがあります。
一方で、筋力低下が強い場合や、脊髄の圧迫によって手指の細かな動作や歩行に支障が出ている場合には、手術が検討されることがあります。
どの治療が適切かは、症状だけでなく、神経学的な診察や画像検査の結果などを総合して判断します。
首や腕の痛みが長引いている場合や、しびれが悪化している場合には、我慢せず早めに医師にご相談ください。
6.高輪ホームペインクリニックのオンライン診療について
首の痛みや肩こり、腕のしびれは、日常生活や仕事に大きな影響を及ぼすことがあります。
「忙しくて病院に行く時間がない」「まずは医師に症状を相談したい」という方にとって、オンライン診療は受診の選択肢の一つです。
高輪ホームペインクリニックでは、オンライン診療を通じて、患者さんの症状やお困りのことを伺い、適切な対応を検討します。
オンライン診療で対応できる症状かどうかを含め、患者さんの状態に応じて診療を行います。対面での診察や画像検査が必要と判断した場合には、その旨をご案内します。
首の痛み、肩から腕にかけての痛み、手指のしびれなどでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
高輪ホームペインクリニック
オンライン診療のご予約・詳細については、当院ホームページをご確認ください。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としたものです。症状や治療方針には個人差があり、実際の診断・治療は医師の診察に基づいて判断されます。

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